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オウムガイ化石の断面 |
アンモナイト化石の断面 |
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●球状の初期室をもたない |
●球状の初期室をもつ
※初期室・・・中心部の巻きはじめの殻 |
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●体管(連室細管)がほぼ中央を通る |
●体管(連室細管)が外側を通る |
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※但し、連室細管の位置が、真ん中のアンモナイトもある。
従って、連室細管の位置は、決定的な分類の基準にはならない。 |
●隔壁が成長方向(軟体部がある方向)
に対してへこんでいる |
●隔壁が成長方向(軟体部がある方向)
に対してふくらんでいる |
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※但し、この隔壁の凹凸方向による分け方は、すべてにあてはまるわけではなく、例外もある。従って、この方法も決定的な分類の基準にはならない。
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※これらのオウムガイ化石はすべてマダガスカル産で、磨加工を施したものです。
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※これらのオウムガイ化石はすべてマダガスカル産で、2つにスライスした面に磨加工を施したものです。 |
アンモライト研究所標本より |
「生きた化石オウムガイ」とは・・・・・
オウムガイ類(オウムガイの仲間)は、5億年前のカンブリア紀後期に姿を現し、オルドビス紀に様々な種類に派生したが、古生代末にはオウムガイ目以外は絶滅。現生種はNautilus1属のみである。
オウムガイとアンモナイト
の生息時代の違いについてはこちら
https://www.ammolite.co.jp/shop/staff/00016html.
オウムガイは軟体動物門(Mollusca)、頭足綱(Cephalopoda)、オウムガイ亜綱(Nautiloidea)、オウムガイ目(Nautilida)に属しています。通常オウムガイは、
南西太平洋からオーストラリア南西岸にわたる珊瑚礁域の水深100m〜500mに生息しています。産卵から孵化まで約1年かかります。
アンモナイト及びオウムガイ類の進化についてはこちら
https://www.ammolite.co.jp/evolution/index.html
●現生のオウムガイの種類
オウムガイ(Nautilus pompilius Linnaeus) 〜フィリピン〜フィジー
パラオオウムガイ(Nautilus belauensis) 〜パラオ諸島〜
オオベソオウムガイ(Nautilus macromphalus Sowerby) 〜ニューカレドニア〜
ヒロベソオウムガイ(Nautilus scrobiculatus) 〜ニューギニア〜ソロモン諸島〜
コベソオウムガイ(Nautilus stenomphalus Sowerby) 〜オーストラリア〜
●現生オウムガイの貝殻
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※左はオウムガイを2つにカットした表面。右はカットした内面のものです。
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※左は白亜紀のオウムガイ化石の内面。右は上図の現生オウムガイの内面の拡大図。ともに気室内の中央を通り抜ける連室細管をはっきりと観察することができます。
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